熊野精工4つの強み

4 重要保安部品で培われた品質保証

高精度・複雑形状品の保証

評価レベルが年々上がる寸法測定、ミクロンレベルの評価、測定しにくい形状・C面・R形状の画像測定など幅広く対応するため、様々な検査体制を整えています。樹脂内部を確認できるX線・CT検査機を揃え、一部の仕様決めに影響するスペック評価にも対応しています。
また、寸法測定以外の機能保証としては、電通検査やリーク検査も多数経験。必要に応じて、外観の目視検査、画像判定による工程内の全数検査も行います。

  • 三次元測定機をはじめとする寸法測定

  • サブミクロンレベルの測定顕微鏡

  • 3Dスキャナ

  • 部品内部を観察する非破壊検査のX線検査・CT検査

  • 画像寸法測定機

  • 高さ・平面度測定機

  • デジタルマイクロスコープ

  • リーク検査

自動ラインの検査工程

通電検査

様々なタイプの通電検査を自動化し、自動成形やフープ型インサートの工程に組み込んでいます。

画像判定によるインサート金具のセット不良防止

手作業によるミスを極力排除するため、インサート金具のセット時に位置や欠品を監視カメラで撮影・確認します。

カメラで部品の位置関係やピッチを確認

精密なインサート金具の端子などの横位置許容値、高さ許容値を確認して次工程へ送ります。

フープ型インサート成形ラインの検査工程

機能要件に合わせて、電通検査、外観検査、リーク検査まで自動ライン化します。

外観検査

製造工程の自動化、またカメラやセンサーなどの導入により、不良品発生が少なくなるなか、外観レベルが厳しく設定される案件では、箇所や外観基準を事前にお客様と整合した上で、目視検査を実施しています。

自社設計製作の測定治具

図面に記載のないお客様の詳細な仕様や組立ラインでの組立方法を極力把握し、測定治具を自社で設計・製作します。
案件によっては、図面通りの成形品であっても、お客様の現場では組付かないなどのトラブルケースを想定し、適切な寸法保証を検討したのち、お客様と整合します。

生産データの履歴・量産立上げ管理

生産状況・工場内の温度や湿度、対応人員まですべての情報をデータとして保管。全体の流れを把握・共有し、より良い製造工程をつくります。
一方で、成形ロットごとのバラツキ、成形不良が発生した際は、早期に検知し対応。万一のときは、原因を特定するためのエビデンスとして活用します。
量産立上げ時の資料作成、条件出し履歴や工程能力値などのデータによるエビデンス管理、量産移行後の初期流動管理や変化点管理も実施しています。

クリーンルーム

クリーンルームを金山新工場(2019年竣工)に完備。異物が混入しにいく環境を作り、画像検知と併せた検査体制を整えました。

ISO9001/ ISO14001による管理体制

ISOに則り、工程内・出荷前品質管理を徹底した管理体制を整えています。
また、製品の品質を左右する金型においては、特に厳しい管理体制を整え
ひとつひとつの金型にショット数に応じた取決めを行い、定期メンテナンスを行ないます。
金型破損時の修理も行なう事から、「弊社のHospital」と呼んでいます。

■基本理念
「お客様満足度の向上を図り、環境に優しい企業活動を行う」

■品質・環境 統合方針
当社は樹脂製品・金型を製造していく中で、社会に寄与すると言う理念の基に、地域との調和を図りながら環境に優しい企業を目指します。またこの地域が緑豊かな自然に恵まれている事に配慮した企業活動、省資源、省エネルギーに取り組みます。
1.法規制・条例及び組織が同意するその他の要求事項を順守しま
  す。
2.目的・目標を定め、それらを定期的に見直し継続的改善を行いま
  す。
3.確かな技術と品質の作り込みにより、顧客に信頼・安全・安心・
  満足を提供します。
4.品質・環境活動の継続と改善を図り、技術的・経済的に可能な
  範囲内で、環境に配慮した製品設計・開発、廃棄物の削減に
  挑戦し、環境汚染予防と良品質な製品を提供します。
5.統合方針は全従業員に周知し、社内外に公開します。

■適用範囲
当社で製造する製品及びサービスの品質保証業務全般、当社が管理できるもの及び当社が影響を及ぼすことが出来るものとして当社が特定する環境側面全般に適用する。
尚、製造する製品は下記のように大別する。

1.金属プレス用金型及び射出成形用金型の設計並びに製造
2.金属プレス加工及び射出成形加工並びにこれらの加工品の組立

適用サイト:三重県熊野市有馬町1491-1
      三重県熊野市金山町字石ヶ谷2501-8

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